乳がん検診について About breast cancer screening
2006年度に、「40歳以上の女性に対し、2年に1度、視触診及びマンモグラフィ併用検診を行う」指針が厚生労働省より通知されました。ほとんどの自治体は、2年に1度の受診を推奨しています。
西宮市乳がん検診について
西宮市では40歳以上で4月1日から3月31日までの間に偶数年になる女性(2年に1度)を対象に費用負担があります(自己負担 1,800円)。
70歳以上の方は無料となっています。しこりや痛みなどの症状のある方は保険診療となります。
詳細は西宮市ホームページ「けんしん」の案内をご参照ください。
- 西宮市「けんしん」について
- 乳がん検診には、問診・視触診からマンモグラフィや超音波(エコー)を用いた検診があります。 乳がんかどうかの診断をつけるために、下記の検査を組み合わせて行います。
- 当院の自費検診について
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当院では予約なしでも検診を受け付けています。検診対象者以外の方は自費での検診が可能です。
- マンモグラフィ検査:5,500円(税込)
- 乳腺超音波検査:4,400円(税込)
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- 視触診
- 「しこり」や「くぼみ」、「乳頭からの分泌物」などがあるかどうかを確認します。職域検診など多くの検診で実施されていますが、早期発見するのは難しく、ある程度の大きさがないと判別することができません。
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- マンモグラフィ検査
- 広範囲に読影可能で、微細な石灰化の段階の腫瘍や乳腺のひきつれなどを発見することができます。 いわゆる高濃度乳腺の場合には向きません。(若い患者は乳腺が多く、乳腺とがんの区別がしにくい。) 痛みがあること、わずかではありますが被曝の問題もあります。当院でのマンモグラフィ撮影はすべて資格をもった女性技師が担当いたします。
- マンモグラフィ検査の詳細はこちら
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- 超音波検査
- 手で触れただけでは判別しづらいしこりを発見することができます。痛みがありませんが、診断医師の技術が必要で、微細石灰化は発見しにくいのが欠点です。比較的若い女性向きの検診です。 検診では自治体の補助はなく、自費での検査となります。
- 超音波検査の詳細はこちら
これらの検査の結果、乳がんが疑わしい場合は、細胞診や組織診(生検)を行います。組織診は、細胞診よりさらに確実な検査で、これにより最終的な診断がくだされます。