セルフチェック Self-check
なぜ乳がんになる人数は増加しているの?
近年女性の社会での活躍により、ライフスタイルに変化が起こり、高カロリーの食生活を続けることによって女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が昔より増えやくなったと言われています。「エストロゲン」の分泌量が増えると、乳がんの発生のリスクが高くなるのですが、全体的に乳がんのリスクが高い女性が増えているにも関わらず、日本では乳がん検診の割合が約3割しかないということがいま問題になっています。
セルフチェックの大切さ
近年、乳がんになる女性が増加している中、セルフチェックの方法を知らない方も多いかと思います。乳がんは早期発見・早期治療することによって治る可能性の高い種類のがんです。そのため、定期的な乳がん検診とセルフチェックが重要です。ではおうちでできるチェック方法をご紹介していきましょう。
チェック方法
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- 鏡の前で両手を上げたり、 腰に手を当ててみたりして乳房をよく見る
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ポイント このとき、左右の大きさや形に変化はないか、くぼみや皮膚のひきつれがないか、乳頭の凹みや湿疹のようなただれはないか確認して下さい。
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- 触ってチェックする
- 4本の指の腹で「の」の文字を書くように指を動かして触ってください。 乳房の周りだけでなくわきの下から乳房の上部にかけてなぞってしこりや硬いところがないかチェックして下さい。
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ポイント ボディソープを使うと凹凸の確認がしやすいです。
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- 分泌物がないかチェックする
- 乳房の付け根から乳頭にかけて押しながらしぼることによって分泌液がないか確認してください。このときブラの内側に分泌液がないかも確認下さい。
セルフチェックで異変に気づいたらすぐに乳腺外来に相談し、診察を受けましょう。
当院では、適切なセルフチェックの方法を説明しておりますので、お気軽にご相談ください。